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スケールモデル 番外編

T-4 Blue Impulse#2 PILOT
ハセガワ1/48


ハセガワ1/48T−4ブルーのパイロットです。
キット付属のパイロットはF−4と同じ物のようですが、左手の脇の下が開きすぎていて、そのままだと左手がジャマしてT−4のコクピットには収まりません。
おいおいどーなってんだよー。
しかも機体全体を組み立ててから気が付いてしまった・・・。
でも今回はどーしてもパイロットを乗せたかったので、大冒険に出てみました。いわば整形手術です。まあ、完成すれば目立つところでもないから多少イイカゲンでもえーべさ、とゆーワケで、とにかくおっぱじめました。

その前にまず、パイロットの視線を変えてみました。ただ接着時に首の向きを変えるだけですが、そのままだと酸素マスクのホースが不自然。で、ホースの作り直しにもはじめて挑戦しちゃいました。
ホースを切り飛ばして、マスクの根元にまず0.5mmの穴を開けて、次に0.8mmで穴を広げて、そこにギターの弦の低い音のヤツ(ギターやってる友達から切れたのを貰ってとっといた)をさしてみました。ホースの太さはちょうど良いみたい。それにこの弦はラジオペンチでウニョッと曲げ加工も出来て微調整が利くのでなかなか良いです。

いよいよ左腕の手術です。まず、ヒジの関節あたりの位置(写真参照)にエッチングのノコギリで腕に切り目を入れて(いててて!とゆー声が聞こえてきそう・・・)、グニッと切れ目を広げて、できたスキマには切り刻んだ伸ばしランナーを挟んで、ツマヨウジを使ってパテを盛りながら整形しました。ちなみにパテはフツーのパテ(グンゼのMrパテ)です。乾燥は遅いしヒケが出るのでエポキシやポリパテの方がベターなのでしょうが、この方がカンタンだし、なにしろコクピットに乗せちゃえば目立たなくなるところだから。私のレベルではコレでいーのさ。

右の写真は左腕の整形前と整形後の比較。

それからキットのパイロットのメットは古い型で、バイザーのフチのラインが現在のメットと違うのもF−4の頃から気になっていたので、今回はとうとういじくってみました。
グンゼから最近出た、コードレスルーター&精密ビットなるもので、おそるおそる削ってみました。ちなみに初めてこのテの工具を使ってみましたが、できちゃうモノですな。便利便利。一度失敗しても後席用でスペアあるし。
・・・しかしメーカーもイイカゲンだよなあ。乗せられないパイロットを付属するなんてさ。
それに新鋭機T−4に乗る人はみんな新しいメットに決まってるじゃんねェ。
まあ、マルヨンみたいにパイロットが付属してないよりはマシだけど。
・・・ハチロクでは古いメットを2種類再現してて、好感度上がってたのになー。


フライトスーツの色はT−2ブルーの暗い方の青で塗ってみました。
メットは上記の青とインディブルーと銀を適当に混ぜた色で塗ってみました。
ハーネスとGスーツは説明書の指定どおりの色で塗りました。
最後に、これも最近出た、スーパークリアつや消しのビン入りを筆塗りでサッとカラダ全体に塗ってツヤ調整。でもちょっと下地の色が溶けちゃった。ま、気づかないフリしとこ。
バイザーカバーに描いてあるBlue Impulseの文字は、パソコンでの自作デカール。原稿は航空祭でブルーのスタッフが配っているパンフレットに描いてあるロゴです。

という訳で、このパイロットは1日約3時間の作業で、3日間かけて完成!




・・・写真にすると大きく見えるけど、台になってるフィルムケースと比較してわかるよーに、実際は小さいです。これでコクピットに収まってキャノピー閉めちゃうと、いよいよ目立ちません。
しかし今回ははじめてづくめの作業が多く、仕上がりに多少不満もありますが、それでも何もしないよりはイイかなと、自分なりに納得。つい嬉しくなって紹介しちゃいました。
・・・そう、これは自己満足の世界なのさ。(笑)

参考資料:ラプソディ・イン・ブルー










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