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スケールモデル その6
T−33(ホビークラフトカナダ/アカデミー・1/48)
航空総隊司令部飛行隊支援飛行隊

※一部の写真はクリックすると拡大表示されます。

かつてはほぼ全国の空自基地でその姿を見ることができたT−33です。・・・が、主任務はパイロットの教育という練習機であり、TACの基地では訓練の支援や連絡用に使われるという、いわばスポーツカーに対してカローラ的というか、よーするに目立たない、地味な存在でありました。そのためか、いわゆるマニアへの知名度や人気の点ではいまひとつ。嫌われる要素もないけど、とりたてて美点というかアピアランスもないし、フィルムが余ったから撮っておこうか、ぐらいのポジションだったのではないでしょうか。サンサンとてモトをたどれば、P−80というレッキとした戦闘機の派生型であり、地域によってはT−33を攻撃機として運用していた国もあるのですが・・・。

とにかく、その地味さにおいては(P−80も含めて)プラモ界に至っても例外ではなく、現在のところヨンパチではテスターというメーカーと、今回のホビークラフトカナダ、そしてホビークラフトカナダと中身は一緒のアカデミーという、あまり耳慣れないメーカーのキットしかないと思います。テスターもホビークラフトも、まるっきり輸入モノなのであんまり市場に出回っておらず、アカデミーはボチボチといったところかな。まぁテスターは知らないけど古いキットらしいし、中身が同じならアカデミーが買えればイイのでしょう。しかも値段はホビークラフトより200円ほど安くなってたし、たぶん使わないけど米軍のデカールはアカデミーの方がズッとキレイだし。
ま、いろいろ曲折があって、結局アタクシは今までにホビークラフトで5個、アカデミーが4個(うち限定空自デカール入りが3個)、調達しておりました。そして今回は、そのうちのホビークラフト2個とアカデミー1個を製作したとゆーワケです。ちなみに以前に1機は作りまして、ソチラもHPで軽く紹介はしております。





組み立てに関しては、部品数が少ないので比較的ラク・・・ですが、合いがイマイチ。胴体上部は悪くないけど、胴体下部、及び胴体と主翼、特に下部、段差できやすいッス。前回つくったときは見えないトコだからテキトーにやっちゃったんですけど、今回は練習と思って、できるだけキレイに整形(しようと努力(笑))しました。水平尾翼と胴体の合いもイマイチだけど、ホンキで直そうとするとエライことになりそうだったのでキットのまんま。なにしろ水平尾翼、厚いぜ!みたいな。尾翼に限らず全体にいえることだけど1箇所を直そうとすると、それに付随していろんなところを直さないといけなくなりそう。しかもそれが3機ぶんとなると、こりゃタイヘン。自分の技量とスタミナを考えてパスしちゃいました。(笑)
今回組み立てに際していじくったところは、シートを別売りのレジンパーツに換えたのと、前タイヤをハセガワのハチロクからアレしたのと、機首下部のアンテナもハチロクからアレしたり自作したりしたのを着けて、キャノピー支柱を真鍮パイプに換えて後席インパネ上部をちょっと追加、その他もろもろ、といったトコです。アタクシにしちゃケッコーいじった方かな。




後は塗装。みんな銀だけど今回試しに、銀にちょっと他の色を混ぜて、1機ごとに違う銀にしてみました。ま、ホントにちょっとの違いなんですけどね。ケッコー実機でも並んだサンサンを見ると微妙に違って見えることがあるので、色調がどうというより、並べたときに違って見えればイイかな、と。
そしてマーキングやら何やらですが、以前、苦労しいしい作った自作デカールを今回も使いました。アカデミーのでもイイけど、まさか出るとは思ってなかったし、苦労してせっかく作ったんである意味シャクだから、デキが市販のより多少劣ろうが、あえて使いました(笑)。
それに限定デカールで失敗するとヒサンだけど、自作なら失敗してもまたつくればイイしね。






そしてやっとこさ完成しました。製作開始が6月27日と組立説明書に自分で書いてある。・・・ってーと・・・うー、5ヶ月近くかかってんじゃん。まぁ、ジッサイはなんやかんやとほったらかしてあった時間の方がはるかに多いのですけどね。
今回、改めて認識したことは、3機同時進行ったって作業効率が3分の1になるワケでなし、むしろ世話の焼けるキットは1機にかかる手間を「・・・ああ、コレをもうあと2回やらないといけないんだな」という精神的苦痛がケッコーでかい。まぁ「コレも練習じゃい!」と思いつつ、少しずつでも手を動かし続けなければ完成もしないワケで、コレは精神の鍛錬にもなりますな。プラモは奥が深いです。(笑)


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