’03 新田原航空祭

12月7日・晴れ


前略、航空祭前夜、飲みました。ビールに焼酎・・・量は覚えていません・・・ハイ、またやっちゃいました。
二日酔いです。お許しください。・・・ま、今回はそんなに重体ではありませんが。

で、当日、そんなワケでちょっとフラフラしてる状態のまま撮っているその時、アタクシは新事実を発見しました。
EFレンズのISシステムは「酔う」・・・と!
例えば高速でパスする戦闘機をレンズ覗きながら追っかけてるとき、ファインダー内での飛行機の動き(フラフラ加減)が、
手ブレ補正機構の働きにより、自分のイメージとビミョーにズレているよーです。コレがキモチわるい。
今までは、自分のレンズの振り方が悪いのだろうと(EF500mmはFD500mmより1kg重いし)なんとなく思っていたのですが、二日酔いでザツにレンズを振ってて、ハッキリ原因が解りました。
(ましてやテレコンなんかつけると、キモチわるさもテレコンである。1.4倍ですわ)

またソレにより、最近、自分でも「あれ?」と思うほど、思いがけず飛行機の機首や機尾が切れる写真が多いのも、ここらへんに原因のひとつがあると見ました。上の2枚目の着陸したAGRの15も機首が切れてますが、自分的にはキッチリ入れたつもりなのが、ポジを見ると機首が切れてる。俺もキレそう。とにかくそんな写真は何枚もありまして、ISレンズでフレームギッチリの写真は今までと違う注意の仕方をする必要があるみたいです(単にフィルムけちりすぎ、とゆーハナシもあるが)。
加えて、T90やLXに比べてEOS3のファインダー視野率&倍率が広くてデカいのも、本来はスペック向上で喜ばしいコトのはずですが、実際に使うとコレがどうしてケッコー違和感大きい。極端に言うと映画館で最前列に座って映画を観てるよーなカンジ。克服するしかないんですけど今だに慣れない・・・古い人間ですけん。




ハナシ変わってフィルムは、最近使いはじめたフジのベルビア100Fと、コダックのKMで撮りました。
このKM、じつは今年の3月で賞味期限が切れてます。もう生産は終了した貴重品、しかも感度25だからスカッと晴れてないと使えない。そんなこんなで切り札としてとっておいたら・・・期限切れちゃった。コレだから貧乏性は・・・。
そんなワケで、やっと晴れた今回の航空祭で使っちゃおうと、ちょっと期限切れにビビリながらも、主にブルーを撮りました。結果的にはご覧のとおり、ちゃんと写ってました。ホッ。・・・でも上がったポジが入ってたDPE袋の中には「色調不良。原因としては期限切れ・もしくは保管不良のフィルムを使ったことがあげられます」と書かれた紙片が入ってました。見たカンジ異常はないけど、やっぱ普通じゃないのね。まだ数本残ってるんだけど、こりゃ早いトコ使わないと・・・。

対するフジ。コチラはベルビア100F(長いので以下ベルF)というフィルムを使いました。フジにはすでにプロビア100F(以下プロF)という軍用機にとても適したフィルムがあるけど、今回はソレよりちょっとお値段が高い新型を使ってみたワケです。
晴れた時に使ったのは初めてですが、見たカンジとしては、プロFの延長線上のフィルムです。発色やら階調やらにおいて、プロFのもーちょっと上を(どかーんと上、とゆーほどでもないのよ)行ってるカンジ。「とうとうフジがKRをツブシにきたな」とゆー印象もフト感じちゃったりして。粒子はKMと比べてもベルFやや優勢、当然、感度の点で使いやすさはベルFの圧勝。・・・うーん、コダクローム危うし!・・・でもなぁ、確かにルーペでみると「ベルFスゴイ」になるけど、具体的にどうとは言えないが、まだコダクロームを凌駕していない部分もある・・・と思う。ルーペ使わずそのまま見比べると、ちょっと迷いつつコダクロームの方が「やっぱイイねぇ」なんですよねー。アタクシのバヤイ。ま、今日びコレもアナクロ的なのでしょうな。
ジッサイ、低感度だし、現像は時間かかるし、最近は現像代までドカンと値上げしちゃって、どんどん使いづらい環境になってる今日この頃のコダクロームだったりするので迷います。どうしたモンかねぇ・・・。
(ちなみに同じコダックでもエクタクロームは使ったことありません。新型もあるらしいですけど、フジに比べてどーなんでしょうね?)





12月6日(土)

・・・ま、要はピントが来てればソレがイイ写真。フィルムなんて何でもイイのさ!(笑)



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