■ Dark Blue World
■えちご屋(16) 投稿日:2002年11月26日<火>23時01分/埼玉県/男性/考えたくない

浜松に行けなかった腹いせというワケでもありませんが、映画観てきました。
邦題「ダーク・ブルー」というヤツで、チェコ映画。正確に言うとチェコとイギリスの合作らしい
です。たいして宣伝もしていなかったし、また上映館が極めて少なく、ウチから一番近い
上映館は銀座でした。うへー。
ま、どーしても「見たい!」とゆーほどの思い入れでもなかったのですが、時間あったし、
気にはなっていたし、こんなマイナーなロードショーでは、後でビデオが出るかどーかが
不安だった、とゆーのもあって、飛行機バカの先輩K氏と見てきました。
・・・そーです。出てくるんです。飛行機が。

例によって映画そのものの紹介ははしょって、飛行機が出てくるところの感想を
述べますると・・・。イイ!コレは、アタリでした!
まずもって、ウソがない。パール・ハーバーのように「ソレは違うだろー!」とゆー部分が
ない。まぁ、メッサーのエンジンとか、スピットファイアの型式などの細かいコトではマチガイが
あるのかもしれないが、正直言ってアタクシはスピットに対しての造詣はほとんどないし、
もし、そんなマチガイに気づいたとしても、シラけるようなことは多分なかっただろうと思う。
絵が自然であり、描写や物語の流れに強引さや押し付けがましさがない。飛行機の動きも
イイし、撮り方も上手いと思う。特撮も多少あるけどそれが売りではないし、バレる特撮だから
といって興ざめはしない。空中戦のシーンが単なるアクションシーンではなく、そのくせ
丁寧な描写なのにさりげない。「エネミーライン」の被弾したF−18から脱出するシーンみたい
に、眼の奥が疲れるような、ねちっこい描写とは正反対の見せ方をしている。それでも
ディテールの描写にハッとすることも多いし、ちゃんとハラハラもしてしまう。
第二次大戦から冷戦につづくチェコの歴史の勉強にもなるというか、これは覚えておくべき
歴史の事実だな、とも思うし、話の軸はラブストーリーなのかな、というカンジもする。
ま、つまり、決してマニアだけにウケるっちゅー程度の映画ではない、ということで。

K氏は「時間あったらもう1回見てもイイねー」と申していたが、まったくもって同感でした。
わざわざ観に来て良かったー!です。山田くーん、座ブトン10枚やってー!・・・っつーか、
「パールハーバー」と「エネミーライン」から座布団を全部取って、この映画にあげてー!です。
・・・ま、これはあくまでアタクシの感想なんですけどね。
12月6日までだそーです。

■ またまたダーク・ブルー
■えちご屋(68) 投稿日:2003年1月28日<火>21時46分/埼玉県/男性/考えたくない
こないだ映画を観た「ダーク・ブルー」の小説版を読みました。
書いたのは映画の脚本を書いた人なので、内容はまるっきり映画とおんなじです。セリフも
ほとんど同じ。ですから話の展開は分かっちゃってるんですが、それを差し引いても、イイ!
小説では人物の内面とか心理描写が良く描かれているので、映画では読み取りきれな
かった部分がわかってきて、また文章になっていることにより、歴史的背景もさらに理解が
深まりました。
あらかじめ映画を観てあることで小説の描写がすーっと頭の中に入ってくるし、小説を
読むことで映画のディテールがより分かってきて、また映画が観たいと思う今日この頃。
ますますあの映画が好きになってしまいました。早くビデオ出てくんないかなー。


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