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スケールモデル 

F-15J (ハセガワ1/48)
航空自衛隊 第2航空団 第201飛行隊
2009(H21)年戦競出場機
 


アタクシにとって5機目のヨンパチF-15です。
かなり以前(10年以上前?)に製作途中で眠っていたものに再び手ェつけて、完成にこぎつけました。

そんなワケでコクピット内の仕上げ具合などは今見るとチト恥ずかしい出来ではありますが、
キャノピー閉めちゃったんでダマってればバレないかと。(笑)
つか前作でも書いたけど、そもそもディテールのモールドなどは寂しいキットですからね。
コクピットしかり、脚周りもしかり、スジ彫りも古くささを感じます。

塗装は第201飛行隊、2009年戦競の1番機。
尾翼のカラーリングにVF-154のニオイを感じないでもないですが(笑)、上手く丹頂鶴のマークも採りまぜ、
機首の鮫口と併せて、じつにカッコよい。色づかいもシックで制空迷彩に良く似合ってます。
近年の空自の特別塗装はだいぶ洗練されてきていると思うこの頃ですが、この機体はとりわけ
完成度が高いと思います。

それなのに最近のハセガワは1/48で戦競機をリリースすることはせず、もっぱら1/72ばっかし。なんで!?
・・・ってもまぁ、アテにするほうが間違ってるのはじゅうじゅう承知してるので、航空祭でこの機体が
地上展示されたのを機に、コレはもう自分で頑張るしかないのよ!と、気合い入れてデカール作る事に
しました。

まずは写真撮りまくり、ソレをネタにデカール作りをすすめるワケですが、どうしてもMDプリンタでは
グレーの発色がキビシイ。今回ネックになるのは左右インテイク脇のマーキングと鮫口。
特にインテイク脇のは細かいマーキングなので、だいぶ見栄えが悪い出来になるのは
想像に難くなかったのですが、まーとりあえずやってみるしかない。

そんなんで苦労しいしい、なんとか許せるモノはできた。と思います。
ちなみにこのマーキング↑が今回イチバン苦労したが、完成してみると笑っちゃうほど目立たない。
こうやってアップにするとアレだけど、顔を近づけないで見るとドットも案外気にならないモンで。(笑)
シルエットがしっかり整っていて、エッジがキチンと出ていれば(このへんはMDプリンタの強みですな)、
ドットがアレでも何とかなるんだな、と。今さらながらまたひとつ勉強になりました。

尾翼のマーキングは、純正ヒグマ以外はぜんぶ自作。ヒグマはキット付属のデカール。
ヒグマ周辺のフチどりは、ベタデカール(自作デカールの余白ね)にクレオス307番を吹いて、その上に
ヒグマを貼り、よく乾かしたあとで周辺をカッターで切り取り、ソレを最後に尾翼へ貼りました。
「CJ」「Fighting Bears」の文字も自作ですが、黒インクのベタではなく、標準カラー印刷でのグレー。
ハセ1/72の限定ものデカールでは真っ黒ですが、実機写真で機番の黒と比べると違うのが見て取れたので
再現してみました。かなり上手く行ったと自分では思っています。
機番のフチとツル周辺の赤はマゼンタ&イエローインクのベタ打ち赤。真っ暗い尾翼の上に貼ったら
狙いどおり渋い赤になって、コレもお気に入り。
ちなみに尾翼のダークグレーは、クレオス333番に33番を足したもの。混ぜ具合は実機写真を参考に
目見当で。

鮫口は、下唇?の頂点はレドーム端まで届いておらず、途中で左右つながってる↑のが正解。
ハセ1/72のデカールは少し違います。
ちなみに下部の各種アンテナはキットのまんま。たぶん今の実機とは長さとか違うんだろうけど・・・はは。

ちなみに戦競マーク・機番・編隊灯に日の丸は自作ですが、その他はキット付属のデカールです。
最近のじゃなくて、304や305sqのマークが入ってない昔のヤツね。
新しいのが手に入らなくてやむなく使ったのですが、これもちょっと今の目で見るとキビシイものが・・・。
ま、完成しちゃうとそんなに気にならないですけど。
主翼上面の鶴は、ハセ1/72のデカールを1.5倍に拡大コピーしたヤツを原稿に、
マスキングして塗装。色はクレオス333番。合ってるのかなあ?

鮫口を目立たせるためには、こーゆーアングルで撮るしかないワケで、プラモでは苦労します。(笑)
ちなみにレドームのカミナリよけは・・・その・・・スミマセン。


脇に並べたワッペンは'94年戦競モノ。この機体とは直接関係ないんですが、ま一応。

とゆーワケで、ともかく完成です。
細部にツッコミどころは多々ありますが、それはアタクシが悪いんじゃなく、
いつまでも新製品を出さないハセガワが悪いとゆーコトで。(笑)
ま、しかしコレはコレでケッコー満足しています。
でもそのうち新型キットが出たら(ハセでなくても可)、また作るかもしれません。
・・・いや、あるいはタミヤ1/32で・・・?(ウソ)

まぁ、今はなるべく在庫を減らすようにしないとね。
なにしろコレで今年に入って早くも2機めのロールアウトですよ。どうしたんだ俺!?(笑)

 


(2010.4)


今回、手ェつける前はこんな状態でした。
この鷲頭は、306sq20周年記念機を作るにあたり、マスキングのテンプレート用に描いたヤツです。
この状態で放ってあったんだから、やっぱ10年以上経ってるんだよな・・・。

その後、306sqの空自50周年記念(あの赤いヤツね)を作る時も、このキットでマスキングのアタリを取ったのね。
ただ寝かせてあったワケじゃなく、ケッコー役に立ってたりして。

キャノピーはマスキングして塗装を済ませた状態でした。
・・・が今回、マスキングをはがしてみたら境目がボロボロだったので、コンパウンドで磨いて
改めてマスキングして塗りなおしました。その際、ついでだからフレームにリベットも打ちました。
手前にある2本の金属棒は垂直尾翼端のマスバランス。折れちゃってたので1.5mm径のアルミ棒で自作。

胴体後部下面の無塗装メタル部は、クレオスのスーパーチタンで塗ってみました。

主翼上面の鶴マークは、ハセガワ1/72の限定キットのデカールを1.5倍に拡大コピーしたものを原稿に
鶴の部分をマスキングテープで切り出したモノを機体に貼り、それをガイドに本来のマスク部を
貼っていきました。
途中をちょっとアップにしてみるとこんなカンジ。
拡大コピーのガイドは貼ってみるとズレがありますが、直線なんで修正は容易です。
鶴の首のところはセロテープで大雑把に貼り、細かい所は貼った後にカッターで切りました。
あらかた塗装が済んだトコ。スミ入れもデカール貼る前に済ませました。

パイロンのラックにある振れ止め。キットのヤツにちょっとヤスリかけてソレっぽく整形。
手前に並んでる4つのうち左側2つが整形後。
まぁ、そのまんま付けるよりはマシかなと。
ハセのT-2で余ったヤツを流用するのもテだと思う。

デカール貼り。だいぶ余白があるが、この部分は生乾きの時にナイフで切り取り。
ちなみにマークソフターは切り取った後に塗った方が良いみたいです。
・・・いや、当たり前かもしれませんけど、書いとかないと自分忘れそうなんで・・・。
それから鮫口上の白い四角はアーマメント記入パネル?の位置を示すもの。
ここもナイフで切り取り、しかる後にアーモマークのデカールを貼りました。

あらかた貼り終えたトコ。尾翼はシルバリング処理にケッコー苦労しました。
左側はソコソコうまく対処できましたが右側はちょっと・・・。






アルプスプリンタ良いですよー。
生産終了するまえに、ゼヒご検討を!(笑)

(2010・4)


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